歴史はうごく

 時代が大きく動こうとしている。激しいせめぎあいが有るだろうが、世界の人が考えざるを得ない所に来ている。上関原発建設が止まった。3−40年前の正論がやっと日の目をみるようになっている。原発事故発生の確率は隕石の落下と同じ50億分の1程度、全く心配は要らないと豪語していたことが全く嘘だと判った。というより確率などは当てにならないという事もはっきりした。未だ核廃棄物の置き場所も処理方法も確立されておらず、ドラム缶につめて原発内に1000年2000年と置いておくだけの稚拙な管理状態が変わっていないという事実を世界の人が知るべきだ。放射能汚染の水をいくら奇麗にしたとしても、付着させたものはいよいよ濃縮した形で何処かにこっそり保管されるだけだ。未だに報道されないが、実際に出ているプルトニュームが高濃度の物ではないのかという心配と地下水汚染の状況も深刻なのではないかと思われる。

 しかし、全てが終息して行けば、必ず良い方向に歴史は動く感じがする。そうであってほしい。人は子孫に美しく安全な世界を残さなければならない。経済優先から教育優先に政治が変わらなければならない。