同窓会

 今年は二つの同窓会があった。一つは6月3日の母校「出雲高校」岡山支部と、正規の教員になった高校「林野高校」の関西支部の同窓会が一昨日6月10日にあった。母校は23名の参加。林野高校は約230名参加という一桁違う同窓会では有ったが、どちらもそれなりに楽しいものだった。

 同窓会というものは、自分という存在を改めて見つめ直す場所でもあるようだ。時を超えた「教え子」の今を見、「同僚」の方々の今を見る。自分の今があるのは全てその時々の「自分」が決定し、進み退き停滞し悩み傷つき傷つけ、自他を欺き卑しめ、それでもまだ美しい物を失っては居ないだろう自分を信じながら、また進んできた結果であり、死ぬまでそうであるだろう。そして今、まだ自分は成長しているのかと問うとき、また深く反省せざるを得ない。もっとこつこつと真摯に生きなければならないと改めて思う。

 それにしても毎年200名を超える同窓会を見事に続けてこられている方々に敬意を払いたい。ここまで作ってこられた先輩諸君のご苦労と見事な手腕を感じる。益々の発展をいのりたい。そして自分もまた「先生」と呼ばれることにためらいと消え入りたい恥ずかしさを感じながら、深く反省しつつ、これから先の人生に於いて、改めて恥じないような生き方をしていきたい。 感謝